2017年9月15日金曜日

網色について

off craftではカスタムメイドのランディングネットを作っております。
オーダーを頂いた方が最後に悩まれるのは網の色
「何色あるんですか?」
と聞かれることが多いのですが、現状では決められた色はありません。ご希望に近い色に染めてから編み始める形をとっております。
最初から色を決めてオーダーされる方もいらっしゃいますが、多くの方はフレームに最初の塗装が入ってから決めて頂いております。
最初に言われていた色から全く違う色にされる方もいらっしゃいます。

 今まで編んで余った糸が補修用として保管してあります。まずは希望の色をお聞きしてから似たような色を選び、枠内に置いた写真をお送りします。その中から「もう少し暗く、明るく、濃く、薄く」など、それに合わせて染めます。一発で決まればいいのですが、数度のやり直しをすることも。
染めた糸が乾くと若干薄く白っぽい仕上がりになりますので、それも考慮してください。魚を入れて写真を撮る時には濡れ色に、釣れる前の背中に下がってる状態は乾いた色です。あまり釣れない方は乾いた色で...余計な御世話でした。



「編んでから染めるんでしょ」
と聞かれることも多いのですが、その方法はやっておりません。確かに後染めの方が、時間がある時に編んでおけるので効率が良いです。ですが、編み目(結び目)の中は染まらずに白いまま。濡れると糸が縮む為に染まっていない部分が出てきてしまうのです。大きな魚の時には目立たないのですが、小さな魚では...

生成りのような色も可能です。染めないものは本当に真っ白なので淡い色で染めています。

 染料はDYLON、RITなどを使っております。
「自然染料ではないのですか?」と聞かれます。糸がナイロンなので自然染料では染まりが悪く、色を出すのが大変な為に使っておりません。それと自然染料には毒性が高いものもあり、それらの処分問題もあります。

何を手に入れるのにも色はかなり悩みますね。でも、それが楽しい時間。街中で見かけるものが気になったりするものです。そんな写真を撮って送って頂いても構いません。釣りと一緒で楽しみましょう。

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