2017年7月11日火曜日

仮面舞踏会


off craftアンバサダー(釣り友達)のムラカミくんが休みを取ったので秩父に入りました。ここはアプローチに高低差300mの劇坂があるので帰路では「もうこない」って思っても、数日経つと行きたくなってしまう谿です。
本流から支流へ入渓後、小さな滝を巻くと幻想的に日が差し込みますが、明るいのはここだけで薄暗く狭い場所。ビギナーの人を連れて来たら釣りが嫌いになること間違いなしでしょう。
今回の目的の一つが新しいランディングネットのテスト。ちょっと形状を見直そうかな、という感じ。ムラカミくんも同意見でした。
これくらいのがポンポンと釣れだし、虫も多くなったところでムラカミくんが黒いイワナを釣る。サイズは28cmくらいだったかな。その後、数匹釣り、昼過ぎとなったところで
「本流も虫が多くて楽しそうじゃないですか?」
という提案で本流に下ることに。沢を下るのはかなりの疲労と時間を要します。すると斜面にある巻道に入ったかと思うとそのままトラバース。この道はアプローチとして歩いたことがあったのですが
「途中から尾根を降りると最初の滝あたりに降りられます」
さすがアンバサダー、探索してるね。お礼にリールシート作ってあげるよ。


本流に出れば
「ロングキャストで釣るなんて、The Fly Fishingですね」
なんてことを言い出したので前言撤回。だって毛ばりがロングシャンクの#8に獣毛をワッサワサに巻いたものですから。北海道じゃないんだぞ。
と思っていると...釣る、そして
「なかさんもデカイのにした方がいいですよ」
と言い出す始末。悔しいけど反応が明らかに違うので、ロングシャンク#10にディアヘアをスピンさせたハンピー風のやつに結び替えました。


そしたら釣れちゃうんですよね、悔しいけど。なんだか嬉しくない。15cmほどのチビも釣れちゃう。

ムラカミくんが大声をあげるので見てみたら、水面にヤママユガの仲間のオオミズアオが白い羽をバタバタしながら浮いています。
「でろ!でろ!食われちゃうんだろうなぁ」
と言いながら隣にキャストを繰り返してます。あぁ〜完全に壊れてるなぁ。もうさ、オオミズアオを顔に当てて「仮面舞踏会」とかやってろよ。


最後にこのイワナを釣って納竿。カメラの準備をしてる間に歩き出しちゃうお茶目なイワナでした。

この後、高低差300m直登。ほぼ牛歩戦術のような歩みで「もう二度と来るか!」と思いながら車に戻りました。
ハァ〜、次はいつ行きましょうかね?

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